堤燈と言うより走馬燈
オリジナル堤燈と言えば、まず思いつくのは屋台の赤ちょうちん。
あのぼんやりとしたその赤色に、つい足が出向いてします。一昔前は赤堤燈の屋台を良く見かけ、また利用もしていたものだ。
だけど、最近は、たまの飲み会等で飲み屋街に出ても、赤堤燈が少ないと思う。
普段から堤燈は使用することがないだけにもしかすると自分の子供に「何」と、聞いてもピンとこないかも知れない。
私が子供の頃は、必ずお盆の時期に堤燈を出して、墓参りの際には必ず使っていた思い出がある。ぼんやりとしたその灯りは、子供時分には、ちょっと墓への行き来の小道は、ちょっと怖く、それこそ、幽霊やお化けが今にも出てきそうな雰囲気だったことを鮮明に覚えている。
さらに記憶を辿るとその時の堤燈には、我が家紋が描かれており、確かに墓参りに行ったとき見渡すとそれぞれの墓でそれぞれの家紋が描かれた物がいくつもあったことを憶えている。
当時は気にとめることもなかったが、まさしく我が家の「オリジナル 堤燈」だ。
さて、実家を長いこと離れての生活をし、なかなかお盆時期に帰省できない私にとって、あの我が家の家紋入りオリジナル堤燈は、今でも健在なのだろうか?と思わず、考えてしまった。一体、いつから見ていないか?
もう、随分と昔の事のように思える。今度、実家に帰省した時に、果たして今でも堤燈があるのか調べてみることとしよう。
普段、堤燈のことは確かに気にしていないが、思い返すと、各地の伝統お祭り・旅館・ホテル・歴史資料館・居酒屋・焼鳥屋等々で実際には使われている。それも大小色んなサイズ、長さそして色、形。
そう言えば、学校の授業で本当に簡易であるが、堤燈を作った憶えがある。
よく見る丸味を帯びた形でなく、確か四角形。まあ立方体の様な感じ。竹籤に半紙をのり付けして、それぞれの面に好きな絵や文字を描いて完成。堤燈と言うより走馬燈的な感じ。
これもオリジナル堤燈かも知れない。
この歳になって実際どうやって作るのかこの目で見たことが無いだけに一度機会があれば作業工程を見てみたくなった。オリジナル堤燈の魅力はその形や描かれている文字、絵などにそれぞれの考えや伝統しきたり作る人の気持ち使う人の思いが詰まっている事と思うね。
我が家も後々まで残るオリジナル 堤燈を作ってみるか。